(社会資本整備総合交付金)県道小蓑前田東線(虹の滝工区)道路整備工事(第1工区)

工事概要

項目内容
工事名(社会資本整備総合交付金)県道小蓑前田東線
(虹の滝工区)道路整備工事(第1工区)
工事場所香川県木田郡三木町小蓑
工事期間2024年12月10日~2025年8月1日
工事区分道路整備工事
発注者香川県長尾土木事務所
ICT活用3D点群データ作成

工事内容

本工事は、キャンプ場へ続く狭い道路の拡幅を目的として実施しました。
利用者の増加に伴い、車両のすれ違いや歩行者の安全確保が課題となっていたため、道路幅員を拡張し、快適で安全なアクセス道路を整備しました。

拡幅に伴う法面の安定化には テラセル擁壁工法 を採用し、施工性と耐久性を両立。さらに、現況測量には 地上レーザースキャンによる3D点群データ作成 を導入し、精度の高い設計・施工管理を実現しました。これにより、自然環境に配慮しながら効率的な施工を行うことができました。

施工のポイント

  • テラセル擁壁の採用
    軽量で施工性に優れたテラセルを使用し、法面の安定性を確保。環境負荷を抑えつつ、耐久性の高い構造を構築しました。
  • 3D点群データによる精度管理
    地上レーザースキャンによる測量で取得した3D点群データを活用し、設計と施工を高精度で連携。施工誤差を最小限に抑え、効率的な現場管理を実現しました。
  • 安全性の徹底
    道路拡幅に伴う交通規制を適切に行い、作業員と通行車両双方の安全を確保。定期的な安全パトロールを実施し、事故ゼロを目指しました。
  • 若手社員の活躍
    ICT技術を活用した測量・施工管理に若手社員が積極的に参加。デジタル技術を通じてスキルアップを図り、現場力の向上につなげました。

Before/After(比較写真)

ICT施工 活用例

  • 着工前に地上レーザースキャン測量を実施し、現況点群データを取得
  • 点群データをもとに起工測量点群計画図を作成し、施工計画を精密化
  • 設計図面と現況データを重ね合わせることで、施工誤差を最小限に抑制

構造物の基礎工事においては、床掘作業の精度が施工全体の品質を左右します。
当社では、床掘時に レーザースキャナーによる点群データ を取得し、現況地盤の形状を高精度で把握しています。

取得した点群データをもとに、設計図面と照合しながら 床掘深さ・範囲・形状 を確認することで、施工誤差を最小限に抑制。従来の目視や簡易測量では難しかった細部まで正確に管理できるようになりました。

この「構造物床掘時点群」の活用により、

  • 施工精度の向上(設計通りの床掘を実現)
  • 安全性の確保(過掘りや不安定な法面を防止)
  • 効率的な施工管理(データを共有し、リアルタイムに確認可能)

といった効果を得ています。

工事完了後には、施工精度や出来形を確認するために 竣工時点群データ を取得しています。
レーザースキャナーを用いて現場全体を計測し、施工後の地形や構造物の状態を高精度で把握。これにより、従来のサンプル測量では難しかった広範囲の出来形管理を効率的に行うことが可能となりました。

取得した竣工時点群データをもとに作成する 竣工時点群計画図 では、設計図面と竣工データを重ね合わせて比較し、施工精度を数値的に証明します。これにより、発注者への品質証明や検査対応をスムーズに行うことができ、施工の透明性と信頼性が大幅に向上しています。

🔑 竣工時点群活用のポイント

  • 出来形管理の効率化
    広範囲を一度に計測できるため、従来の断面測量より効率的に品質確認が可能。
  • 施工精度の証明
    設計図面と竣工時点群を重ね合わせ、施工誤差を数値で示すことで品質を保証。
  • 検査対応の迅速化
    点群データを活用することで、発注者や監督官庁への説明が容易になり、検査をスムーズに実施。
  • 安全性の向上
    広範囲を非接触で計測できるため、危険箇所に立ち入る必要がなく、安全な出来形確認が可能。